美瑛の里から "徒然便り"

旧農家住宅のリフォームから始まる…美瑛町への移住日記です ♪

憧れの薪ストーブ… DOVRE(ドブレ)大王との日々

冬の朝一番に始めること? それは薪ストーブを焚くこと。

小気味良いほどの青空の日の夜などは 放射冷却現象のため、朝方までの最低気温が

-20℃ 前後にまで下がってしまうケースが多々あるのですが、リフォーム途上の

毎日が雪中キャンプ…みたいな我が家は 恐ろしく冷えた朝を迎えることになります。

 

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ドブレ 760WD … シンプルな外観と手頃な価格から

 憧れの 薪ストーブ…DOVRE(ドブレ)大王とでも呼んでおくとして

大王様のお世話は なかなかどうして手がかかるものなのであります。

リフォーム作業や自炊している最中など…ちと冷えてきた? そう感じる時は

薪が燃え尽きそうな状態だったり、一日中、お世話の尽きることはありません。

雪かきをしていても、休息も兼ねつつ、お顔色を伺いに室内に戻るといった風に。

 

灯油ストーブならタイマーセットで着火させるとか、水道も凍結しそうな夜など

一晩中 ストーブを点けっ放しなんてことは珍しいことではありませんが、

朝まで火の気があるように…大王様への そんな作法は まだ身に着けていない悲しさ

朝は熾火(おきび)状態ではないけれど 、微かに火種が残っていたりもする炉の灰を

2~3センチ程度の厚みが宜しい様ですので、掬い取ることから お世話が始まります。

もし、お顔(硝子面)が汚れていらっしゃる様子なら 着火前に さり気なく綺麗に。

 

着火剤は使っていないので、段ボールや牛乳パックなどは切り刻んでおいて

作業後の端材などはナタで燃え易く割っておき、火着きの良い白樺類の焚き木は

オーナーの甥っ子殿が贈ってくださった薪割り器が大活躍して…といった案配。

寒い朝に これ等を作るなどは愚の骨頂…当然、日頃のお世話のための心構え・

下拵えは必須です。吸排気がスムーズに行われるように、美しく 形よく

それ等を積み上げ終えたら着火…まだ見習い中のオジさんは マッチを使った後、

カセット式のガスバーナーを併用して 安定した着火を心がけています。

 

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灰を入れるバケツ(国産)古い鉈、火バサミ…etc 順次、備品を探さないと

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甥っ子の選んだ一品…Kindling Cracker ハンマーで薪作り オーストラリア製


 
炉の温度、ストーブ内が 200℃~300℃ 位の、大王様のご機嫌麗しき

燃焼状態になるまで、着火してから 一~二時間弱かかります。ご機嫌を窺いつつ

二階の仮設台所のキャンプ用のカセットガス式のツーバーナーでお湯など沸かし、

一日分の珈琲を落として…たっぷりの珈琲に ビスケット等を摘まみつつ

勢いづき始めた炎を眺め 過ごす ひと時…オジさんのいつもの朝の始まりです。

 

煙筒や薪ストーブのことなら…煙筒の横山さん、お勧めです。

entotuya.com

は上流の村落、上精美の薪も作っている農家さんから調達しています。

皆様を頭文字で呼ばせて戴くと… " 薪屋の S さん " そして 薪屋さんと同姓の

玄米を分けて頂いている隣の農家さんは " 隣の S さん " それから 静岡県から

二十数年前に移住された 自称 引篭もり老人の、二軒先の " 移住先輩の S さん "

そして、配管設備業者さんの我が家担当の " I さん " や 大工の " H さん " …等々、

地元、美瑛町の方達に支えられつつの…地産地消の? リフォーム作業の日々です。

 

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薪屋の S さんから頂いたキタアカリ…カルビーの契約農家さん、大きすぎるハネ物だけどと

隣の S さん…野菜や時々の奥様の手作りのお漬物、ありがとうございます。

自炊の日々に何よりの御馳走です ♪ 薪屋の S さん…キタアカリ 抜群 美味かったです ♪

ミュージックテープの中の演奏者という顔も持つ I さん…美瑛産の蜂蜜ありがとう ♪

移住先輩の S さん…もう少し作業が進んだら、今度は我が家で呑みましょうね ♪

 

さて、始めるか!…と 独り言、カセットテープや MD(古ッ)等

好きな音楽なんぞ流し始めると、木っ端大工の作業開始の合図となります。

 I さんが時々練習に行く、富良野音楽教室発表会コンサートの際の

録音テープも、仕事始めの午前中に よく流したりしています ♪

 

音楽は 独り作業の背中を押してくれる必需品…サザン・陽水・MISIAUA

ボブ ディラン・小野リサ・ドリカム・スティング・イーグルス・安全地帯・

レッドツェッペリンビートルズ・キース ジャレット・アストル ピアソラ… etc.

ジャズもロックもタンゴもフォークも、何でもござれの…無節操ぶり、笑。

 

 キタキツネの狩りの姿 を見てから…なんだか最近、某TV局の

動物もの番組で放映されていた…巣作りをしては華麗なるダンスを舞う雄鳥の姿が

脳裏に浮かんで仕方ないんです。雌鳥が来ても巣は気に入られず、雄鳥も無視され

愕然としつつ、また作り直してはダンスを舞う…そんなシーンが浮かんでくるので

独り ニヤけつつ…ダンスはうまく踊れない オジさんも頑張る日々なのでした。

 

大王様がのんびり炊いてくれていた 夕食はおでん擬き。

茶碗酒を傍らに 揺らぐ薪ストーブの炎を眺め Blog を書き終え、灯りを消すと

窓の外の景色は…星と雪明りとで白く柔らかく静かに浮かんでいます。

冷えてきそうだね…誰にともなく呟いてみたりなんぞしつつ、そう

揺らぐ薪の炎だけが夜の番をしてる…木っ端大工の舞い踊った 一日の終わりです。

それでは ドブレ大王様 & 皆様 おやすみなさいませ…また 明日  ♪

 

 

~ 2020年1月25日  ちと冷え込む、静かな静かな一日の終わりに