丘が邪魔して 地デジ放送が受信できない弱電界地域にある我が家は光テレビを
導入しているので、それか BS放送を観る他ない。大枚はたけば地デジを受信する環境
になるのだが、たかがテレビと今の所は我慢?様子見?… しているのでした、笑。
先日、BSプレミアムで「まいにち養老先生、ときどきまる」を観る。老学者の端折った
含みある言葉はオジさんには難しいが面白い。コロナが終わった後に国民の中に対人の
仕事をするより対物の仕事をする傾向が育てばと願う…と語る。人が人のことにだけ
集中する。これはほとんど社会の自家中毒というべきではないか…とも、はて?
体物の仕事とは?第一次産業や職人の世界を指していて、成程、この地球上に "生き
存在するもの" と "物" を仮定すると、一定のリズムの裡で継続して在ることに真摯な
もの達がいる。いつものテレビ放送が観られないのも、美味しい店や素敵な店が少ない
のも、乏しい物流も田舎暮らしの不便さかも知れない。だけど雪室から掘り出し持って
来てくれる農家さんの白菜や野菜達は…どうしてこんなに美味しいんでしょう?
先週 の日曜日は珍しくパラパラと冬の雨。すが漏りが発生して一度雪下ろしを依頼
したのだが、また厚く凍り始めていた氷塊が週明け昼頃には落ちてくれて…ひと安心。
こまめに氷柱落としに勤しんでくれた小次郎ママのお蔭、笑。午後にはこの冬一番の
風雪が。ぎりぎりセーフ ♪ … まいにち二人三脚、そして?ときどき小次郎、笑。
節分の日あたりは暴風雪。ホワイトアウト状態や吹溜りを想定し不要不急の外出は
控えた方が得策というもの。小次郎クンも散歩に出るなり早々の帰宅です、笑。
翌々日も朝から雪かき… 昼食をはさみ、三時頃にやっと終了。三時のオヤツにと
薪屋の S さんからいただいた小豆で "ちと白玉だくな善哉" … いと美味し ♪
雪かき三昧の日々に、老木っ端大工はちと息切れ気味ですが、階段周辺の壁と天井の
造作が牛歩の如くゆっくり進んでる、笑。冷たい空気の流れ方が… また少し変わった
面白いものだ。玄関の階段まわりと天井造作に早く入れるよう、頑張りませんと、汗。
小次郎ママは紅茶を飲みながら、函館の友人のお母さんの嫁入道具だった大正時代の
茶ダンスのひび割れた硝子をステンドグラスで部分補修しようとデザインしている。
そのすぐ足元で、寝ている時間の多くなった小次郎クンはぐっすり眠っている。老学者
は文化は解毒剤であるとも語る。描かれている "もの" は一切の束縛を感じさせない。
季節は歳相応にゆっくりと動いてる。早めに扉を試作したくなって来ている。そろそろ
五軒先の移住先輩の家具木工家 "伊庭善" さんに一枚造ってもらいながら、扉の作り方を
教えてもらう時期かも。小次郎ママと相談しながら、函館から持って来たり、友人から
いただいたノミや鉋類を研ぎ始めなければ。今年の春は早ければ佳いなと思っている。
楽しみに待ってる "もの" があるというのは幸福なことなんだな…と感じながら。
~2021年2月6日、もう土曜日?一日が… 短すぎる?