美瑛の里から "徒然便り"

旧農家住宅のリフォームから始まる…美瑛町への移住日記です ♪

大晦日前夜…プリンターがストライキ

ただ単純に 歴が変わる? 確かにそうなのですが、自己中心的に、老いに伴う大きな憂いに悩まされず年齢を重ねた…それは確かに有難いことなのでした。加齢臭ばかりじゃなく? 深みや渋みといったスパイスの効いた? そんな爺に成りたいんですが、その無いものねだりぶりは欲深過ぎるというか、あまりの… 身のほど知らず、笑。

 

台所で朝陽を浴びてる、シクラメンって涼しい雨季、日本では…冬の花なんですね、笑

この所 ずっと雪。17日(日)は暴風雪注意報。一夜明け月曜から雪かき三昧の日々に、中型なれど除雪機が活躍しています。順当に寒さが増すも、年明けからが本番ですから相撲でいえば幕下クラス? 雪かきは閉じこもりがちな季節の筋トレ、快晴なら眩しいばかりの雪と青空のコントラストが… 日常の雪かきを爽快な雪遊びに変えて、笑。

 

オプタテシケ岳の姿どころか、隣の S さんの家がやっと見える程の大雪、寒

いただいた倉庫用のハウスのパイプで作っている、古い耕運機や除雪機や菜園の道具達を保管したり古材を置いたりする、なんでも空間的な物置き&作業場は便利に使えるはずです。ない知恵しぼり身体を動かしていられるのも有難いことと、年の瀬も迫るというのに、久し振りに師走感を味わいつつ、まだ冬支度なんぞと…戯れています、大笑。

 

久し振りの晴れ間…丸パイプ物置や軽トラをバックに、干支のドラゴンさん、笑

晦日 だというのにプリンターが動かず、困ったことに、また元旦から書き始める年賀状が仕上がりません。大幅に遅れるのは確実ですが、今年を最後に年賀状を終えようと決めた二人です、寒中見舞いに変えた方が? 修理を試みるも壊してしまったという現実に愕然とするのがオジさんのパターンですが…それでも修理、トライですね、笑。

 

除雪機の燃料を買い町から戻る農道端で遭遇した、エゾリスの動きに合わせ様子見? にらめっこ? 後続車もなく、やって来た対向車も速度を落とし、エゾリスは先刻の樹木に戻り、運転手どうし微笑み合ってすれ違う。純白の雪の上では全てが丸見え。いつも忙しそうにしてる…そんな皆様や爺&婆へ、お疲れ様、佳いお年を ♪

 

 

~ 2023年12月31日、明日があるさ…佳いお年を ♪

あっという間の…いつもの十二月

雪かき していると隣の S さんの地所から町道を越え林へ素早く駆ける姿… あれはエゾリス です。さすがに12月ともなると周囲はこんな白銀の世界ですので、生きもの達の様子がよく見えます。小次郎クンがいなくなってから、狸や狐やエゾシカ、アライグマや兎やエゾリスと、色々な動物達が家の廻りにやって来ます。周囲に防風林のない我が家にやってくる限られた野鳥達や昆虫達の、いづれもみんな旺盛な生命力でオジさん達を叱咤激励?圧倒しつつ? 厳しい北の大地で生命のドラマを繰り広げています。

 

陽が射し始め…雪かきの手を止め、カメラを持って戻った時には雲に隠れ、笑

少し湿った雪が森の樹木に降り積もり、それぞれの枝ぶりを骨格のように露わに見せてくれる…オジさんの好きな雪景色のひとつです。陽が射し始めたので、カメラを取って戻ると雲に隠れてしまいました、残念、綺麗だったのに。今日明日の予報は雪、冬は順当に訪れています。雪に追われつつ遅れた冬仕舞いを済ませる… この頃でした、笑。

 

美瑛に来て二年目の冬から、お正月のしめ飾りは小次郎ママの恒例のお仕事 ♪

小次郎ママ は、いただいた稲穂で正月用のしめ飾りを作っています。美瑛に来てからの恒例の 12月のお仕事になりました。昨今は農家さんでさえ、お正月飾りは購入するもの。置杵牛神社のしめ飾りも、今年からネット購入ものに変わりました。オジさんが縄のより方を覚える前に "時代" は変わり… 小次郎ママに教えてもらいましょ、笑。

 

今年は庭のツルウメモドキホオズキを飾り…林の松の葉でも摘んでこないと? 笑

ストーブの傍らで乾燥後、フードプロセッサーで砕き… 初めての "自家製一味" 作り ♪

暖かな日和 が続き、山道は別として、町道の雪もだいぶ溶けてしまいました。夜の町内無線 "防災美瑛" では、親子熊の出没情報を受け、注意するよう呼び掛けていました。この時期のこんな放送はこちらに来て初めてのこと。冬眠しきれないのでしょうか穴持たずも怖いし、用心しませんと。水沢春日台地区とのことで、近くではなし、かといい遠くとも言えず… 町外れの緑橋周辺の目撃情報と同じ羆達だろうと推測します。

 

野生動物に餌やりして "動画" や "写真" を投稿する。ペットがご褒美のオヤツをもらいに来るように、車や人に彼等も近づいて来るようになります。やがて交通事故や人間とのニアミスへと繋がってもいきます。釣りの最中に唸られ吠えられて逃げ帰ったオジさん曰く… 人と自然、野生の共存できる境界線を維持するための約束事は必須です。

 

先週は 大工の H さんにヘルプ要請され …それも五日間で終えられ良かったね、笑。物置き造りが途中で暖かめな日和がもったいなかったけれど、これもお付き合いです。雪が吹き込まぬように作業を再開した昨日は…冬の雨、笑。"時” は常に変わり行くものいつもの年の瀬が、それ程には大きな変化なく訪れてくれることに感謝です。

 

 

~ 2023年12月10日、さらさらと細やかな雪が降っています。

じき初積雪となりそうな気配 ♪

暖かめ11月になりました。飛び交っていた雪虫も今は何処、いつ初雪が舞ってもおかしくない時節ですが、初旬には、函館での JRA 時代の仕事仲間が後輩さんの某プロレス興行の観戦で岩見沢へ … ここぞと奇襲を試みました。何年振りでしょう?つもる話は尽きねど時間は足らず、またの日を楽しみに戻りました。退職後も誘ってくれる、励ましやパワーをいただける、オジさんにとっては貴重な友人達なのでした ♪

 

車のボディに焦点を絞ると…白いシミ? この雪虫達が風景の中に埋め尽くされて、笑。

思う程に リフォームは進まず?季節ばかりが巡り、物忘れが増え?感受性も気力も体力も、創作のための指の感覚も覚束なくなり? もう引き算だらけ、笑。解体古材で物置を建てる計画を変更、隣の S さんからいただいた古いパイプハウスを利用して建てることに。古い土場を解体しながら、新たな土場&アトリエの増築に、ぶっつけ本番で挑む作戦です。いづれにしても怖いもの知らずというか… まあ素人の無謀な計画、笑。

 

なにやら、アレコレ描き捨てられた? 路傍の石が宝石になるなんて…あるのでしょうか?

絵本を作りたい そんな大法螺も繰り返すことで噓もまことに?ほんの少し先の光に導かれ前へ進もうとする自分を鼓舞したい? そう、自分を褒めてあげて、自己肯定感を保持させておこうという…じつに姑息な感覚操作、笑。おおよそ思い込みってやつは怖い代物にしかならないのですが、文化的な分野に関しては、少しだけ話は別なのですが… オジさんから生まれるものなど、タカが知れ、これも相当に無謀な計画、笑。

 

絵本の中のどこかに現れるかも知れない? イメージ群から…習作なんて言えるのか?

物置や 薪小屋やデッキの雪避けや、あれこれが遅れに遅れている冬支度の間に、今年の初積雪風景、寒。帰郷や病院通いや友人に逢いに行ったり、家庭菜園や木っ端大工や絵本作りと、やりたいこととやるべきことの交錯する中でも、戦力外ジジイとしては楽しんでもらえたり、頼りにされ作ってみたり… 必要とされることもある、そんな生活環境にいられることに感謝すべきなんでしょうね。それも佳し、至福の限りと、笑。

 

小次郎ママが豆腐と味噌作りから戻った頃には雪景色 ♪ 冬支度の遅れに焦りますが、笑。

三年仕込みの 味噌作りも三回目、二人には少々多いので、今年は一斗を二軒で半分づつ。白銀と氷点下の世界では如何ともしがたい北海道の農業は一回勝負。豆腐やキムチやソーセージ作り等々、お誘いの声がかかる冬の季節となりました。またひとつ漠然と年齢を重ねるのかと思うと、ちと愕然とするのですが(本当か?)まあ、味噌の如く数年かけて円やかに? お跡が宜しいようで… 薪の運び入れに参りましょ、笑。

 

 

~ 2023年11月11日、我が家の今年の初積雪風景。

急がば回れ?冬は待ってくれる由もなく

十月に入って 秋どころか、雪の気配が駆け足で近づいています。大雪山系や十勝連峰の初冠雪は山頂の目視できた四日に発表されました。今月は冬越し前の菜園を耕したり、オジさんの母親の三回忌で函館に戻ったり、一応、病院にだって参りますし…そんなこんなで十月も忙しく過ぎていくのでした。そうそう、例年九月末の初冠雪が三年連続で十月初旬に、年々気温が上がってる? この夏の暑さを思い出し妙に納得です。

 

初めて見かけた二十羽ほどの野鳥の群れ…どうやら越冬地に南下するツグミのようです。

ツグミだと思うのですが、二十羽ほどの群れが地面をついばんでいます。初めて見かける光景です。一週間近くいたのでしょうか? たぶん?さらに南へ、暖かい越冬地へ向かったのでしょうか? 姿を見かけなくなりました。冬も近づき、野生動物達も忙しく過ごしています。隣の S さんの物置を寝床にしている狸ファミリーが食餌に出て来たようです。田の傍の湧き水で喉をうるおし、のそのそと丘へ登る林に入って行きました。

 

S さんとこのタヌキ…皆そう呼んでいます、笑。仲良く食餌に向かう様子ですね。

旭川市 厚生病院の裏のイチョウ並木「銀杏並木」と書きたいけれど、実の姿は見えず、小次郎ママ曰く、実のならない改良種なんだろうねと。厳寒地だから樹木の生育も遅くなるだろうし、何十年もかけてここまで育ったろうけれど、本州だともっと大木になるのだろうね…とも。よく函館山の麓の寺の境内で楽しんだ銀杏拾いも、美瑛では丸山公園辺りで少し拾える程度です。他にもそんな銀杏の実る樹はあるのかしら?

 

通っている旭川厚生病院の裏路のイチョウ並木、銀杏が実ればいいのに、笑。

窓からの我が家の秋色…ただの雑木林、裏の南面の雑木林は ↓ もっとにぎやか ♪

隣の S さんから頂いた物置用パイプハウス…補強はこれから、まだ組んだばかり、汗

物置は まだ骨組みのまま、雪が先か?ハウス完成が先か? まあ雪に潰されぬよう仕上げておこうと思っています。薪ストーブが活躍し始めました。種子取りの豆類も整理され、どうなるか?どの程度育つか試験栽培の白菜やキャベツも残してあります。 冬越しの大蒜と苺の苗は植えました。元気が出てきたアスパラガスは来春も元気に芽吹いてくれそうです。だいぶ板についてきた菜園遊びも、そろそろ冬越しの支度を終えませんとね。十勝連峰は真っ白なれど… 急がば回れのんびりやろうと思います、笑。

 

 

~2023年10月26日、秋晴れが二日ほど続き…雪虫の嵐、笑。

ひと雨ごとに秋は駆け足で…そして?

丘の上の畑では 雨が降ると泥流に畑がえぐられ、トラクターや収穫機もぬかるむ程になるようです。当然、作業は中止… まさにお天道様しだい。原野を開墾し沢筋も凸凹もならしながら畑にした訳ですから、自然に戻ろうとする丘と人の手をいれた畑とのせめぎ合いですね。開拓時には馬、今はトラクターなしでは仕事になりませぬ。休んでる間に終わらせる予定が、終わらなかった… 小次郎ママのお休みの日の夜、翌日のヘルプ要請の電話が。作業開始は七時半から、そして昼前には終わり戻って来ました。お疲れ様でした、あとは我が家の庭や菜園の冬支度が… たっぷり残っていますよ、笑。

 

29日の中秋の名月の三日ほど前の姿、笑。よく見ると、まだ少しだけ欠けています。

泥流の 下に見えるザラザラした大きな岩石、パッチワークの丘…なんて名付けられ美しい風景を楽しませてくれる丘と十勝連峰。そのすぐ足許に太古の記憶と歴史が眠ってるんですね。十勝岳の噴火による火山灰と土石流の堆積、長い年月の増水や氾濫が岩石を覆い隠し、森が育ち、美瑛の波状丘陵が形成されて来たと言われてますものね。そんな丘の沢筋の農村地帯の片隅で、オジさん達は " 田舎遊び " しているんですね、笑。

 

足跡?否、何者かに庭の二十本近いチューリップの球根が食べられた…跡です。

庭の花の 球根が何者かに堀り探られ、すべて食べられていました。これは 20 本近く咲き誇っていたチューリップ達が… 在った跡です、涙。玄関横のイチイの根元の百合も球根が小さいのでグチャグチャに掘られて、涙。黄色い花を咲かせるカタクリも荒らされていました。鹿などの大きな動物ではないですね。お手伝い先で、いったい何処のどいつだろうと訪ねるに、移住組 S さんは見当もんもつかないと答え、農家さんは狐だろうと答えてくれたとか。いづれにしても、さほど珍しいことではないらしく、涙。

 

少し甘味が出てきて美味しそうなのに残っている我が家の…こちらは山葡萄のようです。

移住組 S さん の菜園では西瓜・メロン・トウモロコシを育てていたのですが、全部やられてしまったとか。ある日、愛犬がしきりに吠えるので外に出てみると、軒下で団子になって眠っている奴が。町に罠を借りにいき見事に捕らえたのは…可愛い顔はしているなれど?狸? お隣の農家さん曰く、それがアライグマという奴だ、笑。全般に農作物は収量を落としていますので、野山も同様、秋になって冬越しに栄養を蓄えたい野生動物達にとっても、今年の夏の暑さはおおいに影響があったでしょうからね。

 

29日、雲の切れ目に正真正銘の円い月? 言われてみると…そう見える人間の曖昧さ、笑

今年の 中秋の満月は、本当に丸いのだそうですね、笑。今度は七年後? また観ることができたらいいですね。オジさんも丸くなったと言われますが… 本当は丸くない。ほんの少しだけ黒いお腹だけは… 確かに丸くなりましたが、笑。さてさて、ひと雨ごとに寒くなってきました。かろうじて実を付けた感じの花豆を収穫したら、冬用のキャベツと白菜がうまく育つようにお世話しながら、冬越しの大蒜と苺を植えると…今年の菜園遊びも終わりです。周囲が蜻蛉やテントウ虫で埋めつくされた後、北海道らしい美しくも厳しい季節がやって来ます。ギリギリまで生きもの同士のせめぎ合いは続きます。

 

萩と右奥の白やピンクの白鳥草が元気よく競い合うように風に揺れ咲き誇っています。

ひとつ として同じものがないように、律儀にめぐり来る季節にも変化は付きもの。でも街のざ騒めきも遠い、ここでは静かに、静かに時が流れいくことは変わりません。そんなこともあったね…とか、そんなひともいたね…みたいに? 雲のように流れ消えていく…そんななら佳いですね、笑。まあ、そうは問屋が卸さないのでしょうが、できるだけ穏やかに在ることに心掛け、まずは悠々と急いで… 雪を迎える準備です、笑。

 

 

~ 2023年10月3日、ミニ耕運機が不調、泣。

暑さ寒さも…ちょっとお待たせしましたが

九月も 中旬となると、朝夕が過ごしやすくなってきましたうらなりで熟しきれないだろうと想像しつつ残してあった三個の西瓜は… あれからどうだったのでしょう二年目の我家の西瓜栽培の定番はマダーボールやピノガールともう一種、いづれも冷蔵庫に丸ごとポンと入れて冷やしておける小玉種ばかり。こんな感じで、少し青っぽいなれど瑞々しい爽やかな甘さで、暑かったこの夏の終わりを締めくくってくれたのです  ♪

 

軽く割れが入ったので " うらなり " くんの試食です 。うん、ちゃんと美味しいです ♪

暑すぎる夏 は作物達にはどうなのでしょう? 隣の S さんの稲刈りも例年より早く残念ながら実入りが今一つで収量は落ちたそう。薪屋の S さんの小豆は期待薄く、じゃが芋も今ひとつの様子。楽しみにしていた我が家の玉葱 ”札幌黄" もヨトウムシや雨と暑さで? 全滅。紫玉葱など他は小粒なれど収穫。一喜一憂するも全てはお天道様しだい。遠雷と共に風が吹き雨が降り始めるスコールのような気候、これも近未来の日常に?

 

隣のの S さんの、家具職人の息子さんがドローンで…牧草地の中にこじんまりと我家 ♪

ドングリやコクワや葡萄など、山の実り物はどうなのでしょう? お隣ではアライグマが四匹と子狸一匹が罠に入ったそうですが、我家の庭先の葡萄もナニモノかに食べられていました。薪屋の S さんの地所ではアライグマ三匹、エゾリス一匹、猫一匹、笑。ご近所のアライグマの捕獲数を聞きますに…今年は成績が良いようです、苦笑。町の無線局 "防災美瑛" では、ヒグマの痕跡や目撃情報は町に知らせるよう広報していました。

 

ハウスで見付けた初めて見る蜘蛛…ググってみたが、今いち判りません、汗。

ハウスで見付けた青い朝顔、静岡のチャリダー章平さんが送ってくれた種から ♪

丘の上 のジャガイモ畑で一週間少々、それにて、小次郎ママのお手伝い仕事は終了です。もう一週間もすると十月。秋らしい風に草花達が生き生き揺れているように感じます、やっぱり、暑かったんだろうなと、笑。 朝夕は重ね着で丁度いい感じです。出来不出来はあれ、一年を楽しく美味しく支えてくれた、菜園も整えてあげませんと。昨年のような雪に負けぬように、庭木類の冬囲いを頑丈にする竹も多めに揃えました

 

木っ端大工も外回りをしっかり… 気の早い? 寒くなるのはあっという間ですから、笑。今夜の最低気温は 10℃を切りました。今週末はもう少し寒くなりそうです。稲刈りを終え南瓜やじゃが芋の収穫も終えると、この辺りの農家さん達も冬の準備モードに。空気が澄んできて、星空が綺麗に見えるようになって来ました。なんとか無事に元気に過ごせたことを感謝しつつも Jiji & Baba のめぐる季節は …一年は早足過ぎです、笑。

 

 

~ 2023年9月22日、秋らしい空気感に。

ボーダーレスな命の坩堝(るつぼ)

30℃ 越えの 暑さの中、時には -30℃ を越えたりもする冬の準備をしてる。薪屋の S さんが一回目のパレット2台分の薪を運んできたので、薪小屋に積み込んでいるのでした、大汗。あと残り 2 台、合計 4 台分の薪でひと冬を越します。煙突掃除もしませんと。海水温が上がり台風の発生も早まり、北海道の夏の空気も変わり行くのだろうと憂いてしまうような台風の動きと、北海道らしからぬ、蒸すといった感じの暑さです。

 

  廃材で建てた薪小屋、それなりに活躍しています。もう数年は使いたいところ ♪

想定を はるかに越える事象が常態化する? 台風7号は強い風を伴い宗谷海峡を北上しましたが、我が家のモロッコいんげんが倒されてしまいました。補強が弱かったようで想定が甘かったという一例、大汗。頑張れるだけ頑張ってもらって種豆にする分だけ残しておいて、傷んだものを整理し収穫してしまいました。花豆やひよこ豆は大丈夫、なんとか乗りきりました。来年の各野菜の支柱作りに生かしたいと思います。

 

函館の O さんの作っていた陶芸品、家はランプでしたが外しオウムさん達とお庭番 ♪

想定外 のひとつ…シマヘビの子供、笑。白金温泉への山道、同じような場所でよく出会う子狐達、そこはたぶん幼い二匹の遊び育った場所で、やがて各々が新たなテリトリーを持っていくのでしょうが、キナちゃんJr. と名付けられたこいつはオジさんの土場とデッキ周りをテリトリーとしたようで、土場へ向かう階段の上で微睡んでいたり。慣れたとはいえ、オジさん、蛇は苦手ですし邪魔ですので… 移動してもらいました、笑。

 

人間に慣れてきたのか、怖さを知らぬのか?なかなかどうして…逃げません、笑

二回目の薪を 小屋に積み替えている最中、生暖かさが冷たい風に変わり、まるでスコールのような強い風と雨…慌てて軒下に逃げ込みます。初めて美瑛に来た頃と比べ気候が変化する兆しを感じています。薪を積み終えブラブラしていると葡萄の支柱を立ててと言われました。もう一株、頑張っていました。イチイの枝でデッキ横に簡単な支柱を。キナちゃん Jr. の日向ぼっこ場所になってしまいそう? シェアしましょう、笑。

 

デッキ横のまだ小さな、もう一株の葡萄…試食が楽しみな果実の大きさです ♪

街が 過剰な生産と消費の坩堝だとすると、オジさん達の暮らす町外れは、自然との境界線? 緩衝地帯のような場所ですので、種の存続のためにひしめき合う生命の、やはり坩堝であるのは一緒。生と死と、食べること食べられること、ここでは全て差別なく平等に享受しているように見えます。軋み始めた地球の皮膚一枚ほどの大気中に存在する人間含め生きもの達は一心同体、ボーダーレス? そう!暗雲漂う遠からぬ未来さえも!

 

 

~2023年 8月23日、水分補給に冷えたトマトにかぶりつく夏。