三十五年目 のB&Bのオーナー生活を迎えようとしていた彼女…
オーナーと言ってもお客様へのサポートから掃除から朝食の準備から。
サブだね…と言っても、同上&予約の管理など共にするオジさんにしても
全16室の中規模の?B&Bの運営は寄る年波にはハードになって来ました。
ある時…オーナーがポツリと言うのです…街中の暮らしに疲れたかも。
北海道の何処か…自家菜園のできる、自由な庭造りのできる場所。
義母を送り、子供達も独立し、故郷の母も百歳にならんとする頃のことでした。
それから、老男女と犬一匹が川の字になって眠れるように
宿をとって…は割高ですし、可愛いコブ付きですから中古のワンボックスを購入
東川町や富良野、そして美瑛町へと…予約の少ない期間を休館にして
限られた時間を縫っての放浪の?2017年から移住地探しの旅の始まりです。
その土地ごとに、場所ごとに持っている空気感は異なりますから
闇雲であれ何であれ、候補地を探して歩き回るのが一番…という訳です。
東川町は移住者の多い町。いろんな意味で移住者に手厚く、
旭川市の郊外という感じで、小洒落たお店や雰囲気のある街っぽい…町です。
イメージとラベンダー畑のイメージが強烈ですよね。
洞爺湖やニセコ、北湯沢や夕張や…函館からの行き帰りにあちこち探し歩き
結局、道央地域に…ここから周辺地域へのドライブはさほど苦にならないこと
旭川空港へも函館空港と同程度の時間でアクセス可能な点等が決め手に。
ここ美瑛町は…パッチワークの丘が象徴する農業の町です。
自給自足的生活を目指す?…と言うと大袈裟ですけれど、ちいさな畑も作れる
こじんまりとした " 町 " 感が良かったのだと思います。街に疲れた私達には、笑。
美瑛町ホームページ http://town.biei.hokkaido.jp/
この空き家バンクのページで…此処、置杵牛下精美の農家住宅も見付けました。
移住者へ売買されている物件も、それぞれに個性があって素敵なのですが
限られた資金の中ですし、D.I.Y.のリフォーム作業はやってみたかったし、
なにより自分達のスタイルに合わせるためのリフォームは必須条件です。
プロの不動産物件も含め、あちこち歩く中で絞られていったことになります。
美瑛では…丘の上の十勝連峰を見渡せる素敵な御宅など見せていただいたり
二軒目の自作ロッジを じき完成させるというレストランの御夫妻や
家具や木製のクラフト製品や木製床のリフォーム等手掛ける若い御夫婦や
色々お話を聞かせていただいたり、とても真似できないけれど参考になりました。
さて、次回は…何故、こんな何もない? のどかな平地の田園地域に決めたのか?
貸していただいた丘の上の町営住宅から現地へ通う…解体作業の始まり編です。
P.S. そうそう、今日は貴女の誕生日。Happy Birthday…素敵な一年に成ります様に ♪
お互い、ネズミ算式に素敵なことを欲張り過ぎぬよう…質素に、つましく ♪
~2020年1月7日 木っ端大工の休息タイムに