美瑛の里から "徒然便り"

旧農家住宅のリフォームから始まる…美瑛町への移住日記です ♪

”新しい生活様式" って…どんな?

オーナーの 自作ステンドグラス "水芭蕉" できあがったよ写メが届きました。

薪ストーブのある居間への仕切り壁に収める二枚の中の一枚。もう一枚は美瑛の風景を

イメージして作るとか… 楽しみにしています。古来のケイム技法という作り方で大型の

ステンドグラスのためのそれですが、なかなかに苦戦した様子でした。なにぶん初心者

ですから、当然初挑戦ばかり、教室での次の課題作はランプ傘とかせっせと技術

経験積み、納得のいく自分らしいステンドグラス作り… 頑張れ!と言ったところ ♪

 

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左側は教室の課題作、右が自作の水芭蕉をデザインしたもの。450×750ミリの大作です ♪

残念なこと? 宿の整理&オーナーの美瑛入りが… またまた遅れてしまいます。

コロナの影響下、購入計画を断念されたとのこと。次の商談へと進みますが、ご時世に

まあ、抗えませんものね。送られてきた新作の感想を語り合いつつもステンドグラスの

基本を函館で学び終えられる…と ポジティブに考えようとの、結論となりました、笑。

そうそう、六月末日の独自ドメイン延長更新を機に "B&B はこだて村" のウェブサイト

運営を終了、これをもって35年間の宿としての情報発信活動も幕を閉じました。

 

美瑛では 隣地の春の牧草刈りが始まり、我が家の前後の牧草地では五十数個程の

牧草ロール出来上りました自然と畜産の仕事はご時世とは別世界、季節ごとの

待ったなしの忙しさは暗くなっても、ライトを点けて降雨の前に運び出し… 次は秋の

冬越しロール作りですが、それにはラッピングが施されます。昨年に比べると今年は

日照不足?というか?… 雨で始まった七月、なんだか肌寒い六月だった気がします。

 

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あっという間に五十個ほどの牧草ロールが完成です。次は秋、冬越しの準備ですね。

自給自足は将来的に充実させたい目標ですが ”物々交換" は充分に成立しています、笑。

薪屋の S さんと廃材の搬出に精出していると、お隣の S さんが胡瓜をくださいました。

塩麹漬けにもして楽しんだのですが、先日、御礼方々 函館から届いたジャムを持って

お裾分けに。"ちょっと待ってね" ビニールハウスへ向かい…大根や完熟トマトや見事な

瑞々しい春キャベツいただいて戻って来たのでした、嬉。畑地が整い野菜が作れる

ようになったらハウスは必需品ですね、短い夏の生育促進や動物対策にも是非、笑。

 

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一枚板ですから、それなりに反ったりしていますので…時々は難儀します、笑。

リフォーム 作業はこんな感じ。徐々に?部屋っぽく成りつつありますね、笑。

リビングと一体の部屋は一時塗装を終えましたので、薪ストーブ周辺から奥の空間を

床板施工です。地物カラマツの12尺もの、長尺一枚板ですから結構に難儀します、笑。

内部解体前と少し部屋っぽくなった様子はビフォー&アフターで掲載してみました。

 

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2018年11月の頃の内部解体を始めようとする部屋 ビフォー&アフターで眺めると?

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2020年7月現在 … 取り敢えず、床板を張り終えたところ。次は窓の試作です。

老人にプライベートな空間は不要とばかり?和室+居間+和室の一階前面部の三室を

一体化し、ワンルームに… 計30畳程度の空間で日常を過ごします。敷居の凸凹で蹴躓く

なんてことにならぬように 玄関・トイレ・浴室へもフラットな床に。土場&アトリエ

出来上がれば私的空間は充分。高齢者のための "新しい生活様式" と言えるかも、笑。

作業は右奥のクローゼット室とトイレ&洗面室…いよいよ 窓部分の試作も始めます。

 

新しい生活様式 … と言っても、生産性に乏しい年代のオジさんに その意識

薄いのです。テレワーク は二十年以上前から友人のテクニカルイラストレーションの

仕事では日常世界で、データ受け取りも修正も納品も全てメールでしたが、オンライン

飲み会より、ガハハと笑い合う濃厚接触型リアル飲み会が好きです。よく誘ってれた

函館の友人諸氏とも逢えない美瑛での田舎暮らしは Stay Home そのものですが、笑。

 

コンピューターは所詮 "道具" 主客転倒にならぬよう注意したいのですが、PCの普及

幾つもの業種の淘汰が進んだように、必然的に労働の場も狭められ、更に人工知能化は

進んでいくのでしょうね。五体満足に生まれた幸運と優れた五本の指で作りだす行為で

生まれる知恵より、便利さと効率のみ求める飽くなき人類の欲望を前に、オゾン層破壊

温暖化も抑止しきず… 未来は哀しくも厳しい世界へと進み行くだけでしょうか

 

半呆けのオジさんが鼻水たらして自動運転の自家用車に乗る姿より、人工頭脳が個別

ニーズを集約し効率的に送迎する自動運転の公共シェア車の方が絶対的に素敵だよな。

ブレーキとアクセルを間違え子供達に突っ込んでしまう事故をなくす交通網の再構築や

各地域ごと自立可能な再生エネルギー政策等々… 限られた資源のシェア、自然と人類や

国家間の対等な "共有と共存" そこらが "新しい生活様式" の難しいが肝、キーワード?

 

旺盛な活力に満ちた国々は得てして環境保全には無頓着ですから、汚染や公害

踏まぬよう、先進技持つ国々は技術や経験をパートナーシップを確立し合う意識を

育みつつ惜しみなく供与できるかどうか?… 無理? 新天地を宇宙に? 乗員の限られた

今度は "ノアの箱舟" で競争し合う?それは… ありそうなのが怖い 人類への教訓です。

 

嬉しい話… なんだか気が重くなって来たので、新しい御近所さんの紹介です、笑。

シンプルで丁寧な漆仕上げの家具造り、十数年前からの移住先輩ファミリーの営む工房

見付けにくい工房でしたが?我が家の窓造りのサポートをお願いしてきました、嬉。

下記リンク、ご覧ください ♪ 農家さん、薪屋さん、木工家さん、自称引篭もり老人さん

少しづつ地域に溶け込んでいければ嬉しいですね… 勿論、正直に 無理せず 自然体で。

暑い美瑛の夏、今度は子供達に "シロクマ君" でも買っていって一緒に食べよ、笑。

 

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~ 2020年7月8日、 豪雨が西日本を直撃しています。