小次郎ママ は美瑛町民としては認知済みですが、オジさんはまだ… という訳で
日曜日は地域の老人会主催の " 写真で美瑛の開拓を学ぶ会 " に、二人で参加しました。
挨拶せねばならなくって… 諸外国あたりだと夫婦別姓も普通でしょうが、日本では
内縁のとでも言うのでしょうか?なんて話を始めたから… 皆様一瞬 ポカンと、汗。
人畜無害、仲の良い二人と一匹ですので今後とも宜しくお願い致します…すると?
もう二年経ちましたね、三年目も頑張ってるな~と… 見ていましたよと、笑。
日露戦争の勃発した明治37年(1904年)富山県からの入植が置杵牛の開基とされ、
岡山や高知や岐阜など各地から子爵含め新天地を求め農場を開き入植して来ますが
厳しい冬と芋か豆くらいしか育たない自然環境での入植は困難の連続と想像します。
明治40年に認可教育所として開設された置杵牛小学校も昭和37年の139戸をピークに
減少し始め、平成15年に閉校を迎え、移住者含め50戸を切った現在の集落ですけれど
この地の開拓者の末裔達は…開拓者だから持てる?愛情と誇りを持っているのです。
ここ置杵牛も 雪解けの進む田に、白鳥達が北帰行の翼を休めに飛来し始めて
います。置杵牛に向かう一本目の橋の前後の田に毎年訪れます。もう少し時を待てば
アオサギも姿を見せるようになって来て…新緑の季節が早足でやって来ます。小次郎
やママ達が美瑛入りし、時々は春を探しに出歩くようになって来ましたから、今後
地域周辺の探検に?車を走らせる機会も増えて来るだろうと楽しみにしています。
小次郎との散歩路 二軒先の移住先輩 S さんに出会い、昨日、道具置き場の
ハウス横で、飼い狸が日向ぼっこで丸まってたよ…と小次郎ママ。工藤さんとこから
引っ越して来たんだろう… などと軽口を交わし合いつつ S さんはゴルフの練習用の
ネット張りに、農家さん達は田畑の整備や苗育てに、此方はリフォームと家周辺の
掃除にと… 各々忙しく、心待ちにしていた春の訪れてくる日々を過ごしています。
先日 絵の具を求め十数年ぶり?画材店に行ってきました。透明水彩が固くなったり
無くなった色があったりしていて新しいものが欲しかったからです。一番近かった場所
旭川の " 額縁のピカソ " なる店。欲しかったメーカーはなかったけれど新しい絵の具 ♪
いつも創造的な時間が傍らにあって欲しかった。生きることの傷みや愁しみや後悔など
コクンと吞み込んでしまうような… 率直な驚きや発見のある暮らし。為すべき役柄が
与えられ、演じ切ることで少しだけ…明日への希望と昨日に誇りが持てるようなね。
朝、鳴き声で目覚めたら空を翔ぶ白鳥達の写真を撮ると…テーブルにカメラを置いて
小次郎ママは眠りに着き、まだ小次郎は薪ストーブの前。窓の外には満ち足りた月。
春霞ではなく黄砂のおぼろ月夜なのが…ちと興醒めなのですが、今夜はこの辺で ♪
~ 2021年3月31日午前零時、黄砂のおぼろ月夜に。